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国交省は建築基準法に違反したとして、姉歯建築設計事務所の姉歯秀次一級建築士の資格を取り消す方針を固めた。同時に、イーホームズの検査の実態を調べた上で、処分を検討している。
イーホームズは藤田東吾社長が同日、国交省で記者会見。構造計算で使われたプログラムが、国交相認定であることを証明する書類などが提出されていないのに検査を実施したことを認めた上で「偽造は非常に巧妙で、書類がそろっていても見つからなかった。検査は適切に行われた」と主張した。
国交省は同日、耐震不足の恐れがある二十一棟のうち既に完成済みの十四棟の建築主四社と、設計業者六社、施工業者六社の企業名を公表。理由について、市民から数多く寄せられている問い合わせに対応するためとしている。東京、千葉、神奈川の各都県に指示し、住民への対応窓口を設けた。
また、東京、千葉、神奈川の各都県や、横浜市、川崎市、船橋市など耐震性不足の恐れがあるマンション、ホテルがある自治体の担当者を集め対策連絡会議を開催。東京都は、姉歯事務所に構造計算を発注した設計事務所六社に対する聴取内容を報告した。
報告によると、六社は発注の理由について「建築主に指示された」「仕事が早いから」などと説明したという。
千葉県は、姉歯事務所がかかわったとされる別の約九十棟の特定作業について、週明けにはリストアップが可能とした。
次回の連絡会議は、二十二日に開催予定。山本繁太郎住宅局長は「地震はいつ発生してもおかしくない。入居者の安全確保が一番の問題で、情報を共有し適切に対応したい」と述べた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051119/mng_____sya_____005.shtml