2005年11月18日(金) 10時42分
<サラ金>過払い金返還求め 延べ2133人が提訴(毎日新聞)
大手消費者金融などに利息制限法の規定を超える金利を払わされたとして、埼玉県や東京都など31都道府県の債務者延べ2133人(17日現在)が18日、過払い金計20億7100万円(同)の返還を求め、各都道府県の裁判所へ一斉提訴した。一斉訴訟の請求総額としては最大規模となる。
提訴をまとめた埼玉県内の司法書士と債務者らで作る民間団体「夜明けの会」(井口鈴子事務局長)によると、債務者1人あたりの請求額は1万〜1600万円。「武富士」「アイフル」「プロミス」など消費者金融約100社を相手に、利息制限法で定める金利(年15〜18%)を超えて払った額のうち元本返済に充てられた分を除いた額を過払い金として返還を求めている。最長で17年間、不要な利息を払い続けた人もいるという。
昨年11月の初の全国一斉訴訟では、708人の債務者が計1154件、総額7億8297万円の過払い金返還を求め、そのほぼすべてで業者が返還に応じた。全国被害者連絡協議会(電話03・5207・5507)には、今夏以降、「自分も返還請求できるのでは」との相談が1日30〜50件寄せられているという。夜明けの会は「利息のことが分からず過払いを続けている人がたくさんいる。最寄りの相談所へ行ってほしい」としている。【和田憲二】
(毎日新聞) - 11月18日10時42分更新
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