2005年11月18日(金) 11時39分
西村議員の名を不正使用、弁護士事務所の元職員逮捕へ(読売新聞)
民主党・西村真悟衆院議員(57)の弁護士事務所の元職員数人が、弁護士資格がないにもかかわらず、同議員の名前を不正に使い、交通事故の示談交渉をするなどして不正に報酬を得ていたことが18日分かった。
大阪地検特捜部は同日午前、弁護士法違反(非弁活動)容疑で強制捜査に乗り出し、西村議員の弁護士事務所の元職員で、「第三通信社」(東京都千代田区)幹部の男(52)(大阪市)ら大阪府内の同社関係者4人について、取り調べを始めた。容疑が固まり次第、逮捕する方針。
また、特捜部は同日、同通信社や西村議員の事務所(大阪府堺市)など関係先の捜索を始めた。
特捜部などによると、男らは共謀し、2001年ごろから、同社の大阪事務所で6回にわたって西村議員の名を使い、交通事故の相談を受け付けたり、書類を作成したりするなどして、弁護士資格がないのに示談交渉を行って報酬を得ていた疑い。報酬として毎回、示談金の十数%以上を受け取っていたという。
この問題を巡っては、大阪府警が7月、幹部の男ら3人を同法違反容疑などで地検に書類送検していた。
同通信社は、西村議員が2000年ごろに同弁護士会に登録していた事務所と同じ大阪市中央区内のビルの1室を大阪事務所として使っていたという。
西村議員は18日午前、大阪府堺市の事務所で会見し、「全く知らなかった」と話したうえで、「元職員が非弁活動していたのは事実で、監督がずさんだった」と謝罪した。
(読売新聞) - 11月18日11時39分更新
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