2005年11月17日(木) 16時26分
スパイウエア:千葉銀、21日から対策 /千葉(毎日新聞)
「スパイウエア」と呼ばれるソフトで利用者の預金が別口座に送金される被害が出た千葉銀行は新たな安全対策を21日から実施する。キーボード入力をしない方法に改め、情報がパソコンに残らないようにしたのが特徴。法人向けインターネットバンキングが対象で、「パスワード」入力をパソコン画面上に表示されたボタンで行う。「スパイウエア」は、キーボード入力情報を盗んでインターネット経由で第三者に送信する仕組みのため、キーボードの操作履歴がパソコンに残らないようにした。
全国的にスパイウエア問題が7月ごろから発生したため、同行も対策を検討していたが、問題発覚を受け、前倒しで実施した。同行の顧客3法人には10月、封筒入りのCD—ROMが送り付けられ、うち1社がパソコンに入れたところ、会社の口座から約300万円が第三者に送金される事件が起こった。【森禎行】
11月17日朝刊
(毎日新聞) - 11月17日16時26分更新
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