2005年11月17日(木) 00時00分

『支払わなければ裁判』 携帯電話架空請求８２１万円被害 （東京新聞）

　宮代町の学校職員の男性（４８）が、心当たりのない携帯電話の有料サイト利用料金を十二回も架空請求され、計約八百二十一万円をだまし取られていたことが十六日、分かった。杉戸署は振り込め詐欺事件として捜査している。

　調べでは、男性の自宅に八月十三日、男から「携帯電話の有料サイトのアクセス料金が未納になっている。訴訟に発展しているので取り下げ費用がかかる。支払わなければ裁判にかけられる」などと電話があった。十月四日までの間に同様の電話が十二回あり、そのたびに男性は十八万−九十九万円を振り込んだ。男性は有料サイトを利用していないが、七月に一日間だけ携帯電話を紛失したことがあり、男に「携帯を紛失した際に他人に使われたかもしれない」と話したところ、男から「なくしたあなたが悪い」などとたたみかけられ信じ込んだという。

　十一月初旬に十三回目の電話があった際に不審に思い同署に相談し発覚した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20051117/lcl_____stm_____003.shtml