2005年11月17日(木) 02時48分
キャバクラ店員の髪は命 「短く切りすぎ…」 美容院に賠償命令(産経新聞)
東京・歌舞伎町のキャバクラに勤める女性(27)が「美容院で希望に反して髪を短くされ、収入も減った」とし、都内の美容院経営会社に慰謝料など六百万円を求めた訴訟の判決で、東京地裁の水野有子裁判官は十六日、「女性は髪をアピールポイントとしていたのに自信が持てなくなった」と述べ、慰謝料約二十四万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は昨年四月、渋谷区の美容院で髪を切る際、「巻き髪やアップにできるよう、最も長い部分の長さは残す」などと注文。しかし、カット後は頭頂部が約七センチの短さになり、付け毛などでカバーせざるを得なかった。
水野裁判官は「美容師が十分な確認を怠り、結果として意に沿わない髪形となった」と過失を一部認め、「容姿の美しさが重視される職業で、髪形は大きく影響する。女性は接客にも自信が持てなくなった」と述べた。
(産経新聞) - 11月17日2時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051117-00000022-san-soci