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公取委によると、フォルクスは今年3月8日から9月6日までの間、全122店舗で販売した「ビーフステーキ焼肉ソースランチ」など5種類の商品に、内臓肉や脂身を加工して形を整えた成型肉を使っていたのにメニューやチラシで明示せず、1枚肉であるかのように表示していた。
期間中に5商品計約44万食を販売し、約5億4000万円の売り上げがあったという。
メニューには実際に1枚肉を使ったステーキや、成型肉を使い「あらびきビーフ100%」と明示した商品も一緒に掲載されていた。公取委は「一般消費者には見分けがつかず、5種類の商品を実際より良質のメニューと誤認させる表示になっている」と判断した。
公取委の調査を受け、フォルクスは9月7日からこれらの商品の販売を中止している。
フォルクスは大手スーパー「ダイエー」傘下で1970年設立。大証2部上場で、今年2月期の売上高は約162億円だった。今年2月に同業の「どん」(埼玉県鶴ケ島市)がダイエーの保有株式を買収、親会社となっている。
ZAKZAK 2005/11/16