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2005年11月16日(水) 00時00分

『メシマコブ』も違法広告 薬事法違反容疑 東京新聞

 キノコの一種アガリクスをめぐる史輝出版(東京都港区)の薬事法違反事件で、警視庁生活環境課は十六日、別種のキノコ「メシマコブ」を成分に含む健康食品も「がんに効く」と書籍で宣伝したとして、薬事法違反(未承認医薬品の広告、販売)容疑で、史輝出版の関連会社「ライブ出版」(世田谷区)の役員木村真木(49)、健康食品販売会社「プレーン」(中央区)の役員平野公美子(31)の両容疑者ら計四人を逮捕した。

 さらにアガリクスの成分を含む健康食品を違法に宣伝、販売したとして、同法違反(同)容疑で、史輝出版の関連会社「青山書籍」(港区、ノア出版に改称)社員と健康食品販売会社「オアシス」(山梨県笛吹市)の役員ら計三人を逮捕した。

 また、一連の違法広告物の出版は病気療養中の史輝出版社長(52)が主導したとして、同日までに同法違反の疑いで書類送検した。社長は容疑を認めているという。

 調べでは、木村容疑者ら二人は二〇〇三年五月から同年十一月にかけて、出版した書籍「水溶性メシマコブで末期ガン早期消滅2」の中で、メシマコブを使った健康食品について「あと一週間の命といわれたが一カ月でがんが消えた」と宣伝した疑い。平野容疑者ら二人は、無職女性ら十三人に健康食品百十九箱を計約三百六十万円で販売した疑い。調べに木村容疑者は容疑を否認しているという。また同課はライブ出版と青山書籍の本を監修、執筆した甲府市の外科医院長(69)、埼玉県富士見市の元大学助教授(44)ら四人についても同法違反の疑いで書類送検する方針。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051116/eve_____sya_____006.shtml