悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録
2005年11月15日(火) 16時10分

悪質リフォーム:業者、起訴事実認める クーリングオフ制度違法契約で初公判 /山形毎日新聞

 一定期間内であれば無条件で契約解除できる「クーリングオフ制度」に関する書類を交付せず違法な住宅工事の契約を結んだとして、特定商取引法違反の罪に問われた鶴岡市美咲町、住宅リフォーム業の佐野誠一被告(52)の初公判が14日、地裁鶴岡支部(伊藤敏孝裁判官)であり、佐野被告は起訴事実を全面的に認めた。審理はこの日で結審し、検察側は懲役10月、罰金30万円を求刑した。判決は12月2日に言い渡される。
 検察側は冒頭陳述で「契約のキャンセルを恐れ、制度についてあえて説明せず、書面を交付しなかった」と指摘。昨年9月から違法に結んだ契約は県内2件を含む19件、収入額は1158万円に上ることを明らかにした。その上で「知識があるにもかかわらず売り上げが見込めずに及んだ犯行は、巧妙大胆で同情の余地がない」と述べた。
 起訴状などによると、佐野被告は8月6日から27日にかけ、「新潟中央住設」の住宅施工部長と名乗り、旧温海町や鶴岡市などの住宅3軒で屋根瓦の補修工事の契約を結ぶ際、制度に関する説明をせず、書類も交付しなかった。【長南里香】

11月15日朝刊
(毎日新聞) - 11月15日16時10分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051115-00000075-mailo-l06