2005年11月14日(月) 22時05分
外国為替証拠金取引で損害、原告女性が全面勝訴(読売新聞)
十分なリスクの説明がないまま、外国為替証拠金取引を契約させられて損害を被ったとして、千葉県流山市の女性(76)が同取引会社「サンユートレックス」(東京都中央区)に約183万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、東京地裁であった。
原道子裁判官は、「解約を申し出た後もさらに投資させて被害を拡大させ、精神的苦痛を与えた」と述べ、被害金額に慰謝料50万円などを加えた請求全額の支払いを命じた。
判決によると、女性は2003年9月、取引業者の社員から「必ずもうかる」などと電話で勧誘され、証拠金70万円を送金。その後、返金を申し出たが、「正規に契約を結べば返金できる」などと言われ、取引を続けたうえ、損が出ると追加の証拠金を払わされた。判決は同社について、「組織として詐欺的取引を行っている」と指摘した。
(読売新聞) - 11月14日22時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051114-00000417-yom-soci