2005年11月12日(土) 19時17分
南アルプス市、市税滞納者56人分の情報を紛失(読売新聞)
山梨県南アルプス市で市税の徴収を担当する嘱託職員の女性(47)が車上荒らしに遭い、市税滞納者56人分の個人情報が記載された書類を盗まれていたことが12日、わかった。
市によると、盗まれたのは固定資産税、軽自動車税などを滞納している市民の住所、氏名、滞納額を記した「滞納整理票」。56人のうち5人については、住所、氏名のほか生年月日が入った国民健康保険短期保険証も同時に盗まれた。
職員は10日、整理票などを持って自分の軽乗用車で市内を回り、11日午前0時40分ごろ市内の自宅に帰宅。整理票などを入れたファイル3冊は車の助手席に置いたままにした。
同8時ごろ、車の窓ガラスが割られ、ファイルがなくなっているのを職員の家族が見つけた。盗まれた情報が悪用されたとの連絡はないという。
督促業務は滞納者を夜間や休日に訪問することも多いため、市は担当者がリストを自宅に持ち帰ることを認めているが、石川豊市長は「あってはならないことで申し訳ない。職員に業務の重要性を徹底させたい」と陳謝した。
(読売新聞) - 11月12日19時17分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051112-00000111-yom-soci