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両県警は利用客の目撃証言などから、カード挿入口に読み取り装置を設置して磁気情報を盗み、カードを偽造する新手のスキミングとみて窃盗容疑などで捜査。全国銀行協会は「ATM自体に仕掛けられたのは聞いたことがない」としている。
いずれの被害も読み取り装置そのものは回収されていないが、一部のATMの防犯カメラに写っていた装置は箱型で、縦、横10センチ、厚さ2センチぐらい。挿入口を覆うような形で、配線コードが出ていたという。
調べでは、岐阜県羽島市のコンビニ駐車場にある十六銀行(岐阜市)のATMを9月11日に利用した3人が、キャッシュカードを盗まれていないのに計約135万円を勝手に引き出された。被害者が「身に覚えのない引き出しがある」と同行に連絡して発覚した。
また、2月から4月にかけて、愛知県の知立市や豊明市など4カ所にある碧海信用金庫(同県安城市)のATMにも読み取り装置のようなものが取り付けられ、計11人が挿入口にカードを通し、うち2人が計約17万円を引き出された。
10月24日には名古屋市緑区の同信金ATMで不審な男が読み取り装置のようなものを取り付けようとして断念、立ち去る姿が防犯カメラに写っており、愛知県警は建造物侵入の疑いで男の行方を追っている。
十六銀行と碧海信金はカード情報を読み取られた可能性のある利用客に暗証番号の変更を呼び掛けている。
ZAKZAK 2005/11/12