2005年11月11日(金) 22時03分
十六銀ATMに情報読み取り装置、現金を不正引き出し(読売新聞)
十六銀行(岐阜市)は11日、岐阜県羽島市内の現金自動預け払い機(ATM)のカード挿入口に磁気情報読み取り装置を仕掛け、知らずにカードを差し込んだ利用者の預金を引き出したとみられる被害があったと発表した。
届け出を受けた岐阜県警は、3件約140万円の被害を確認するとともに、新手の「スキミング」による犯行とみて、窃盗と支払用カード電磁的記録不正作出準備の疑いで捜査している。
同行などによると、9月11日正午ごろ、羽島市内のコンビニエンスストア駐車場のATMを利用した顧客2人がそれぞれ「知らないうちに預金が引き出されていた」と訴えた。被害者2人は、通常のカード挿入口から突き出るように仕掛けられた読み取り装置にカードを差し込んだ、と話しているという。
また、碧海信用金庫(本店・愛知県安城市)のATM2か所でも、同様の手口で預金計17万円余が引き出される被害があったことが分かった。
同信金では、今年2〜3月、名古屋市緑区などで、顧客から「ATMのカード挿入口に変な物が取り付けられている」という連絡が2件あったほか、10月下旬には、ATMに箱形の装置や配線を取り付けようとしていた20〜30歳ぐらいの不審な男が防犯ビデオに映っていたこともあったという。
(読売新聞) - 11月11日22時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051111-00000014-yom-soci