2005年11月07日(月) 05時31分

悪質改装できょう強制捜査　大阪の建設会社「幸輝」（共同通信）

　埼玉県警と京都府警は６日、高齢者に悪質な住宅リフォーム契約を結ばせたとして、特定商取引法違反や詐欺の疑いで、建設会社「幸輝」（大阪府吹田市）を強制捜査する方針を固めた。７日朝、本社や東京支店などを家宅捜索、関係者から事情を聴く。
　県警の調べでは、同社は埼玉県内の高齢男性に対し、必要な手続きを取らず、天井裏に不要な工事をして代金を詐取した疑い。また京都府警は、同社が今年初め、京都市内の高齢女性宅の屋根裏に不要な耐震補強工事をし、代金数十万円をだまし取った疑いで捜査している。
　幸輝は、埼玉県富士見市の認知症（痴呆症）姉妹の高額リフォーム問題で契約を結んだ１９業者の１つで、約６００万円の工事を請け負っていた。また、京都市の統合失調症の男性が自宅に不要なリフォーム工事をされたとして、同社に約２４０万円の契約取り消しを求める訴訟を起こし、１０月に和解が成立した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000006-kyodo-soci