2005年11月07日(月) 21時01分
富士通指示資料に記載漏れ=システム障害の原因で東証−10日に社内処分決定(時事通信)
東京証券取引所は7日、1日に発生した大規模なシステム障害について、開発を委託している富士通が作成したプログラム修正に関する作業指示資料に記載漏れがあり、それが原因になったと発表した。東証が指示資料通りに作業を進めたところ、毎月末に行っているサーバー内のデータ整理後に異常を感知し、システム全体がダウンした。
問題の作業指示資料は、10月に発見された不良個所を修正して新規プログラムを更新する際、同社が作成、東証側に提供された。
東証の鶴島琢夫社長は同日の記者会見で、「3時間の空白を生じさせ、取引の場を提供できなかったことに重い責任を感じている」と改めて陳謝。システム障害に関する社内処分について、10日に開く臨時取締役会で決定する考えを示した。また、第3者機関による監視や作業資料の点検強化など再発防止策に全力を注ぐ考えを強調した。
(時事通信) - 11月7日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000079-jij-bus_all