2005年11月07日(月) 23時13分
GPJ破たん、管財人「資産運用の実態なし」(読売新聞)
外国為替取引による資産運用をうたって多額の投資金を集めていた資産運用コンサルタント会社「ジェスティオン・プリヴェ・ジャポン」(GPJ、東京都千代田区)が、今年7月に経営破たんした問題で、第1回債権者集会が7日、東京地裁で開かれた。
同社の経営実態を調査してきた破産管財人は、「同社には、顧客から預かった資金を運用していた事実は見られない」などと説明、同問題は巨額詐欺事件に発展する可能性も出てきた。
集会には投資家など債権者約250人が集まった。参加者に配られた破産管財人の報告書によると、同社は2002年9月の設立以降、スイスのプライベートバンクを利用した資産運用をうたって、顧客から約300億円を集金したという。
この日までに債務が確認されたのは約1500人で、債務総額は約153億円に上っている。
一方、破産管財人が同社の資産運用を調べたところ、顧客の投資金の一部が海外の同社関連会社に送金されていたものの、運用実態はなかったという。
集会に参加した都内の40歳代の女性会社員は「同社の行為は、詐欺以外の何物でもないことが明らかになった」と怒りをあらわにしていた。
(読売新聞) - 11月7日23時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000114-yom-soci