2005年11月07日(月) 22時43分
富士通の指示書に記載漏れ 東証の点検態勢にも不備(共同通信)
会見冒頭で頭を下げる東京証券取引所の鶴島琢夫社長(手前)ら=7日午後、東京・日本橋兜町
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東京証券取引所の鶴島琢夫社長は7日、株式などの取引が3時間にわたり停止した1日の大規模システム障害について記者会見。システムを担当するコンピューター大手の富士通と東証の双方が、売買プログラムの欠陥に気付いて対応作業に入ったが、富士通が作成した作業指示書に記載漏れがあり、適切に修正されなかったことが原因だったと発表した。
一方で東証も、最終的な検証試験を怠り、プログラムの点検態勢なども不十分だったと認めた。障害の経緯や原因について7日、金融庁に報告。10日には臨時取締役会を開き、鶴島社長ら役員や担当者の処分、再発防止策などを決める。
(共同通信) - 11月7日22時43分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000223-kyodo-bus_all