2005年11月07日(月) 20時35分
<青い雲>夕空で気象予報士が観測 千葉・野田市(毎日新聞)
関東平野のほぼ中央に位置する千葉県野田市の空で7日夕、青い雲が観察された。雲の色は、昼間は白、夕方は太陽の光で紅色やオレンジ色に染まるのが一般的で、地上から青色に見えることは珍しいという。気象予報士の岩槻秀明さん(23)がカメラで撮影した。
岩槻さんによると、青い雲が観察されたのは、同日午後4時25分から約10分間。西よりの空から天頂にかけて、青い雲が広がった。青い雲のほか、夕焼けに染まったオレンジ色の雲も同時に観察されたという。【デジタルメディア局】
太陽の光が、空気中の小さな氷や水の粒によって散乱し、白く見えるのが雲。雲が厚くなると、灰色や黒色に見えることがある。また、夕焼けや朝焼けに染まって赤やオレンジになることはあるが、青く輝くことはほとんどないという。
岩槻さんは「生まれて初めて見ました」と話している。
気象庁は「近くに観測所がないので詳細は不明だが、雲が高い位置にある場合、空気中に散乱する氷の大きさによって、雲が色づくことがある。彩雲の一種でしょう」と説明した。
(毎日新聞) - 11月7日20時35分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000086-mai-soci