2005年11月06日(日) 20時19分
不正処分のフェロシルト、撤去費用は197億円(読売新聞)
大手化学メーカー石原産業(大阪市)による土壌埋め戻し材「フェロシルト」の不正処分問題で、同社は6日、三重、愛知、岐阜県と京都府に埋められた約70万トンのフェロシルトの撤去費用が197億円に上るとの見通しを発表した。
同社が全量回収を表明した今年6月に見込んでいた額(概算100億円)の2倍になる。同社は撤去費用を特別損失として計上する予定で、「非常に厳しい額だが、来年9月末までの撤去完了に向けた必要経費として処理した」としている。
フェロシルトを最初から産廃として処理した場合には約70億円の処理費がかかったとみられるが、同社は実質的な「引き取り料」を支払って商品として販売することで、約50億円を浮かせていた。
(読売新聞) - 11月6日20時19分更新
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