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2005年11月04日(金) 11時26分

名証、相場報道システム障害…午後から取引再開へ読売新聞

システムの障害で売買停止となった名古屋証券取引所    名古屋証券取引所で4日午前6時半ごろ、株価を証券会社など外部に配信する「株価報道システム」に障害が発生し、午前9時から開始予定の午前の市場取引を中止した。

 トラブルの原因を調査中だが、株価報道システムの障害は同10時15分ごろ回復し、午後零時半から取引を再開する。国内の株式市場では、今月一日に東京証券取引所で大規模なシステム障害が起きたばかり。名証の取引規模はわずかなものの、相次ぐ市場のトラブルに、国内外の投資家から批判が高まりそうだ。

 取引停止となったのは、名証1・2部と新興市場のセントレックスに上場している計393銘柄や、転換社債(CB)26銘柄。

 名証では、株の売買システムと、株価報道システムは別になっており、いずれも東証とは異なる独自のシステムを採用している。今回の障害の原因は、システムの中の一部のソフトウエアが動かなかったためとみられ、売買システムには異常はなかった。

 株価報道システムは2000年9月に導入。情報配信会社を通じて全国の証券会社などに株価を送信している。02年2月と昨年7月にも同様のトラブルを起こし、売買開始を中止している。

 名証の出来高は、今年4月からの5か月間で2億2600万株。東京、大阪、名古屋の3証券取引所の出来高に占める割合は約0・1%にとどまっている。

 記者会見した名証の西川聡副社長は「投資家の方々に、深くおわび申し上げる。今後、原因究明と再発防止に努めたい」と陳謝した。
(読売新聞) - 11月4日11時26分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000203-yom-bus_all