2005年11月04日(金) 22時13分
NTTドコモ中国、個人情報13万件入りディスク紛失(読売新聞)
NTTドコモ中国(広島市中区)は4日、全国のドコモグループの取引先の口座番号など13万4782件の個人情報を記録したハードディスクを紛失したと発表した。
NTTドコモは今年8月、業務委託先が約4万件の個人情報を紛失したとして、総務省から行政指導を受けたばかり。
ディスクには、携帯電話の部品製造会社など取引業者約11万件、基地局の地権者約1万7000件、従業員ら約8000件について、口座番号や名義などが記録されていた。パスワードは設定されておらず、市販のソフトを使えば閲覧できるが、同社に不正利用などの情報は寄せられていないという。
経理業務を委託した関連会社「ドコモサービス中国」(同区)の男性社員(43)が10月20日、取引先一覧を作成するため、書庫に保管していたディスクを使用。同26日に紛失していることがわかった。内部の者が持ち出したり書類などに紛れて廃棄されたりした可能性もあることから、同社は今月2日、広島中央署に紛失届を出した。
記者会見したNTTドコモ中国の戸沢弘男社長は、「個人情報の取り扱い体制を見直し、原因が判明すれば関係者を厳正に処分する」と陳謝した。
(読売新聞) - 11月4日22時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051104-00000216-yom-soci