2005年11月03日(木) 02時10分
スパイウエアCD—ROM、北陸銀行でも被害(読売新聞)
北陸銀行(富山市)のインターネットバンキングに契約している法人1社が、同行を装って郵送されたCD—ROMをパソコンに取り込んで操作したところ、預金がその後、別口座に送金されていたことが2日、わかった。
振込先の銀行が全額を返却したため、実害はないという。千葉銀行に続く「スパイウエア」とみられる。金額は明らかにしていない。
北陸銀行によると、銀行員を装った人物から、この法人に電話がかかり、数千円が誤って入金されたことを理由にパソコンを使って返還するよう指示があり、その通りに従ったという。
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全国銀行協会は2日、全国の会員銀行に類似被害の発生状況の確認を要請した。事件はいずれも、差出人として銀行を装い、パソコン内の暗証番号などを盗み出すソフト「スパイウエア」を仕込んだCD—ROMを法人に郵送する手口が共通しており、全銀協は利用者に注意を呼びかけている。
(読売新聞) - 11月3日2時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000215-yom-soci