2005年11月02日(水) 17時01分
裏金総額数十億円か=約20年前、現会長らが考案−グローバリー(時事通信)
商品先物取引の顧客トラブルをめぐり国に虚偽報告をしたとして、商品取引所法違反容疑で「グローバリー」(名古屋市)社長山田保弘容疑者(45)ら4人が逮捕された事件で、同社が借名口座を使って捻出(ねんしゅつ)した裏金の総額は約20年間で数十億円に上ることが2日、分かった。愛知県警生活経済課などは、同社が長年、裏金をトラブルの和解金などに充てていたとみている。
調べによると、借名口座を使った裏金づくりは、現相談役(64)が社長を務めていた1984年前後に開始。当時、個人投資家を中心とする営業方針に切り替えたため、トラブルが増加しており、その対応に現会長(61)らが考案したという。
同課などは、山田容疑者らが、組織的な裏金づくりのシステムを引き継いだとみて調べている。
(時事通信) - 11月2日17時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000068-jij-soci