2005年11月02日(水) 11時50分
子ども英会話の家庭教師派遣、2社が自己破産申し立て(読売新聞)
子どもを対象に英会話の家庭教師を派遣する「ビンバンブンクラブ」を全国展開している「オーブエデュケーションシステム」(さいたま市)と「エデュケアシステム」(東京都新宿区)の2社が東京地裁に自己破産を申し立てていたことが、2日わかった。
2社の負債総額は計約48億円となる見込み。受講者は全国で計約2万世帯。このうち4300世帯が前払いしていた受講料約8億4000万円が返済できない状況という。
負債総額の内訳は、オ社が約25億円、エ社は約23億円となる。計約36億円が信販会社に対する負債で、前払い分の受講料のほか、講師への未払い給与なども約1億1000万円ある。両社とも資産はほとんどなく、返済は困難とされる。先月28日に破産を申し立て、翌29日には東京地裁で破産手続きの開始決定が出た。破産管財人は来年3月15日、同地裁で債権者集会を開く。
関係者によると、受講料は、3年契約で一括払いだと約35〜38万円。兄弟で同時レッスンを受ける場合などは、2人目から受講料が半額以下になるという。
子ども2人分の受講料として今年4月、約50万円を一括払いした神奈川県相模原市の主婦(37)は「先月31日に突然、破産の知らせが来た。ウチは半年受講できたけれど、申し込んだばかりの人もいる。倒産がわかっていて受講生を募っていたのでは」と憤っている。
(読売新聞) - 11月2日11時50分更新
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