2005年11月02日(水) 02時26分
東証システム障害、金融庁が報告要求…取引は午後再開(読売新聞)
東京証券取引所で1日、株式売買の注文を取り次ぐコンピューター・システムに障害が発生し、午前9時の取引開始から全銘柄の取引が停止したトラブルで、東証は午後1時30分にすべての取引を再開した。
システムを共用していたため、取引が停止していた福岡、札幌両証券取引所も同時刻に全面再開した。世界の主要証券取引所でも異例となる大規模なシステム障害を受け、金融庁は15日までに、証券取引法に基づき、障害が発生した原因や再発防止策などの報告を求めた。
1日の取引時間は、同日午後1時30分から午後3時までの1時間半と通常の3分の1に短縮され、投資家に大きな影響を与えた。
東証は原因について、「10月にシステムの能力を増強した際にプログラム操作にミスがあった可能性がある」(天野富夫常務)と説明している。東証は、システムを開発した富士通に過失があれば、賠償請求を行う考えだ。
(読売新聞) - 11月2日2時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000013-yom-bus_all