2005年11月01日(火) 16時20分
防犯:防げ!!サイバー犯罪 県ネットカフェ連絡協発足−−全国4例目 /群馬(毎日新聞)
増加の一途をたどるサイバー犯罪を未然に防ごうと、県警とインターネットカフェなどの店舗が情報交換をして防犯に役立てる「県インターネットカフェ等防犯連絡協議会」がこのほど設立された。都道府県レベルで協議会を発足させたのは北海道などに続き全国で4例目。県警生活安全企画課は「県警から防犯情報、店舗からは情報提供など、双方向で防犯・検挙に役立てば」と期待を寄せている。
前橋市の県警本部で開かれた設立総会では、県内のインターネットカフェなど23店舗の店長らが出席。冒頭で、同会顧問の五十嵐甫県警生活安全部長が「刑法犯認知件数は減少している一方、サイバー犯罪の相談件数は増加している」と述べ、協議会の役割を説明した。
同課によると、サイバー犯罪の届け出は8月末現在で680件(前年同時期比272件増)と増加。インターネットカフェは匿名性が高く、他人のパスワードの不正取得などの犯罪に利用されやすいという。24時間営業の店も多く、深夜に少年のたまり場にもなりやすい。ネット関連の防犯情報を店に電子メールで送信し、また店から情報提供を受けることでサイバー犯罪と少年犯罪の抑止、検挙につなげるという。【伊澤拓也】
11月1日朝刊
(毎日新聞) - 11月1日16時20分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000025-mailo-l10