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大阪証券取引所の第一部、二部市場では1日午前、証券会社などに配信する株価情報に遅れが生じた。東証の株式売買が停止したことから、大証に重複上場する銘柄に大量の売買注文が流れたことが原因とみられる。
情報遅延が起きたのは午前9時9分から同9時33分までで、数銘柄について株価情報の配信が遅れた。
また、福岡証券取引所と札幌証券取引所では、1日午前の株式と転換社債の立ち会い取引を全面的に停止。東証が取引を再開した午後1時半に、両取引所も再開した。
福証と札証では平成12年8月から東証のシステムの一部を利用しているため、売買の全面停止となった。
ヘラクレスに上場する大阪証券取引所が前日比2万4000円高の63万円まで買われ、10月4日に付けた年初来高値(61万4000円)を更新した。午後に入っても、61万円前後で堅調に推移した。
1日午前、東証のシステム障害で全銘柄の取引が停止されたことに伴い、大証に注文を出す投資家が急増。これに伴い、「大証の収益増への思惑が先行し、買いが入った」(中堅証券)もようだ。
大証のヘラクレスでは今年、新規上場企業を増やすと取引高がアップしシステムが対応しきれない恐れがあるとして、一時、新規上場申請の受け付けを見送っていたことがある。
それだけに「よそさま(東証)のシステムトラブルで大証の株が買われるのは、なんとも皮肉なこと」(市場関係者)との声が漏れていた。
ZAKZAK 2005/11/01