2005年11月01日(火) 19時01分
グローバリー社長らを逮捕=経産、農水省に虚偽報告−商品取引所法違反・愛知県警(時事通信)
商品先物大手グローバリー(名古屋市東区)が所管官庁の経済産業省と農林水産省に虚偽報告をしたとして、愛知県警生活経済課などは1日、商品取引所法違反(虚偽報告)の疑いで社長山田保弘容疑者(45)=名古屋市天白区=ら社幹部4人を逮捕、相談役(64)宅を家宅捜索した。法人としての同社も立件する方針。
このほか逮捕されたのは、元副社長で専務古橋孝彦(52)=愛知県大治町=、元常務で営業管理部副部長石渡正春(54)=同県瀬戸市=、常務青山和裕(35)=名古屋市東区=の3容疑者。4人とも容疑を認めている。
調べによると、山田容疑者らは昨年11月22日、経産、農水両省に2001年10月から昨年9月末までの商品取引事故を実際より119件少ない139件と記載した報告書を提出。さらに、同社の自己取引を社員の父親名義で行ったよう装って捻出(ねんしゅつ)した利益を顧客トラブルの和解金に充てたのを隠すため、利益などを少なく載せた昨年9月末現在の財務関係の報告書を出した疑い。
(時事通信) - 11月1日19時1分更新
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