2005年11月01日(火) 14時37分
グローバリーが国に虚偽報告か、社長ら4人に逮捕状(読売新聞)
商品先物取引大手の「グローバリー」(名古屋市東区)が、顧客とのトラブル件数を少なく記載したり、利益を隠して裏金をプールしたりするなど、国に虚偽の報告をしていた疑いが強まり、愛知県警生活経済課は1日、山田保弘社長(45)ら役員4人について、商品取引所法違反の容疑で逮捕状を取った。容疑が固まり次第、逮捕する方針。
調べによると、グローバリーは2004年11月、監督官庁の経済産業、農林水産両省に対して、顧客との間で生じたトラブル件数を偽って報告していたほか、トラブルとなった顧客への和解金を捻出するため、顧客名義で自己取引を繰り返し、簿外で処理、虚偽の損益計算書を提出していた疑いが持たれている。
グローバリーは、1963年に設立され、昨年度の売り上げは124億円で業界3位だった。同社陸上部には、アテネ五輪マラソンの金メダリスト野口みずき選手らが所属していたが、今回の問題を受け、廃部が決定している。
(読売新聞) - 11月1日14時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051101-00000207-yom-soci