2005年10月31日(月) 11時39分
<愛・地球博>モリゾーとキッコロ 店が無断で客寄せに利用(毎日新聞)
◇万博協会「閉幕後使用、禁じたのに…」
愛・地球博(愛知万博)閉幕後、「森に帰った」(万博協会)はずの公式キャラクター、モリゾーとキッコロの着ぐるみが30日、名古屋市港区の家電量販店の新装開店イベントに出演した。万博協会は、万博閉幕後の着ぐるみ使用を禁止しており、「良心に委ねるしかないが……」と困惑している。
この日、着ぐるみは計3回、登場した。各回30分間、親子連れらが長蛇の列を作り、イベントは万博会場さながらの盛り上がりを見せた。
協会によると、モリコロは万博閉幕日の9月25日のフィナーレで、会場近くの「海上(かいしょ)の森」に帰ったという設定。以来、約140組あったとされる着ぐるみは、地元自治体やパビリオンに出展した地元企業などに保管され、静かに“休眠”している。学校や自治体、百貨店などからの「イベントで使いたい」との要望も、すべて断ってきた。
店側はチラシなどで「モリゾー・キッコロが森から帰ってくる!」と宣伝していたが、毎日新聞の取材は拒否。登場した着ぐるみがどこのものかは不明。万博協会は「自粛をお願いするしかない」(広報報道室)と話している。【桜井平】
(毎日新聞) - 10月31日11時39分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051031-00000032-mai-soci