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千葉県八日市場市や鹿児島県の種子島で行った実験で、未成年者の喫煙による補導件数が激減するなど効果が上がったため、全国での導入を決めた。導入後は自販機のセンサーに顔写真付きの「たばこカード」をかざさないと買えない仕組みとなる。
自販機の改修には来年から順次着手。08年の実施時期に一斉に稼働する。利用者は成人であることを証明する身分証明書の写しなどと一緒に、都内の運営センターに郵送などで申し込む。申し込みは無料で、カードには1万円程度までお金をためるプリペイド機能を持たせる。現金での購入もできる。
導入には800億−900億円程度の費用がかかるが、業界が負担する方向。たばこ販売の減少も予想されるが「新自販機で未成年者の喫煙防止が期待できる」(JT)と、たばこメーカーも全面的に協力する方針だ。
ZAKZAK 2005/10/28