2005年10月26日(水) 00時00分

ネットの先生連携模索 世田谷で市民塾ユニオン会議 （東京新聞）

　地域の“市民講師”らがインターネット上にさまざまなテーマの講座を開いて学び合う「インターネット市民塾」の全国連携などを検討する「市民塾ユニオン推進会議」が二十五日、世田谷区の駒沢大学で開かれた＝写真。同区の「せたがやｅカレッジ」や葛飾区の「東京ｅ大学」、和歌山、富山、徳島、高知各県など計七カ所から参加。各地の受講者が別の地域の講座も気軽に受講できるよう、講座の共有化を進める計画などが話し合われた。

　インターネット市民塾は、誰もが講座を開き、いつでもどこでも学べるｅラーニングの仕組みとして、各地の生涯学習や大学の公開講座などで活用され広まっている。

　この日は地域独自の講座の一方で防災、環境、若者自立、起業など、共通するテーマで連携して内容を充実させる態勢などを討議。せたがやｅカレッジなどで講座を持つ「シニアＳＯＨＯ三鷹」の堀池喜一郎さんが「講師と受講者同士のコミュニティーが形成され、それが地域を元気にする力になっている」と、成果などを報告した。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20051026/lcl_____tko_____002.shtml