2005年10月26日(水) 17時19分
警視庁 詐欺容疑で国粋会本部を家宅捜索(毎日新聞)
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国粋会本部事務所に家宅捜索に入る警視庁の捜査員ら=東京都台東区で26日午後1時2分 |
暴力団事務所の使用目的を偽って賃貸契約を結んだとして、警視庁山口組集中取締特別捜査本部は26日、指定暴力団山口組国粋会系組長、小原敏広容疑者(43)=東京都中野区白鷺1=を詐欺容疑で逮捕、台東区千束4の国粋会本部など8カ所を同容疑で家宅捜索した。国粋会への捜索は、同会が先月7日に山口組の傘下に入って以来初めて。
調べでは、小原容疑者は昨年4月上旬、「質屋に勤めている」などとうそを言い、東京都内の会社役員が所有する港区六本木7のマンション(1LDK)を2年間借りる賃貸借契約を結び、賃借権をだまし取った疑い。実際には暴力団事務所として使用し組員10人が出入りしていた。小原容疑者は「暴力団事務所でなく、セカンドハウスだ」と容疑を否認している。
刑法の詐欺罪は、金銭や財物を直接、だましとる場合だけでなく、マンション賃借権など経済上の権利、利益を取得した場合も適用される。【石丸整】
(毎日新聞) - 10月26日17時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051026-00000017-maip-soci