2005年10月25日(火) 11時54分
<国勢調査票>調査員11人が11世帯分紛失 秋田市(毎日新聞)
今月1日に実施された国勢調査で、秋田市の調査員11人が各1世帯ずつ、合計11世帯分の調査票を紛失していたことが25日分かった。このうち紛失に気付いた調査員1人が女性宅を訪れ「警察署に紛失届を出したので、調査票をまた書いてほしい」とうそをつき再提出を求めたが、女性は個人情報流出を恐れ、拒否していた。市国勢調査実施本部は「書類の管理が不徹底だった。被害に遭われた方には大変申し訳ない」と謝罪している。
市によると、11人の調査員は、国勢調査の経験者などを民間から起用したという。総務省の通達では、調査員が回収した調査票を紛失した場合、警察署に紛失届を提出することになっているが、この11世帯分のうち紛失届が出されていたのは7世帯分だけだった。調査員に再提出を求められた女性が不審に思い、市に問い合わせたところ、紛失届が出されていないことが分かったという。未提出の4世帯のうち、1世帯分は25日までに見つかった。【津村豊和】
(毎日新聞) - 10月25日11時54分更新
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