2005年10月24日(月) 15時31分
@nifty、PC宛メールも含め「Outbound Port25 Blocking」を全面的に適用(impress Watch)
ニフティは、迷惑メール対策として、同社が運営するISP「@nifty」の会員からPCおよび携帯電話宛に送信されるメールについて「Outbound Port25 Blocking」を適用する。2006年5月をめどに規制を開始する予定だ。
Outbound Port25 Blockingとは、@niftyの用意したメールサーバーを経由せずに送信しようとするメール送信のトラフィック(SMTPが使用する25番ポート)を遮断するもの。迷惑メールの規制手法としていくつかのISPで導入しているが、現状では携帯電話宛のメールのみを規制するケースが多い。
ニフティでは、携帯電話宛のメールだけでなく、PC宛に送信されるメールについても全面的にOutbound Port25 Blockingを実施する。当初は全会員を規制の対象とせず、光ファイバやADSLなど回線種別ごとに規制を適用するという。自社サーバーを経由してメールを送信する法人ユーザーについては、異なる識別番号を使用できるサービス「サブミッションポート」を10月26日から提供する。
なお、@nifty会員が外出先のPCで@niftyのWebメールを利用する場合は、@niftyのメールサーバーを経由しなくてもメールは遮断されない。ただし、@niftyのメールボックスからのメール送信時に、ニフティが指定するSMTPサーバーを設定せずに送信する場合は遮断される可能性がある。その際は、サブミッションポートを適用すれば、メール送信が可能となる。
■ URL
@nifty
http://www.nifty.com/
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Outbound Port 25 Blockingを検証する
・ その28「Outbound Port25 Blockingとは」
(増田 覚)
2005/10/24 15:00
(impress Watch) - 10月24日15時31分更新
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