2005年10月22日(土) 14時39分
「小太りの男に監視されていた」ATM盗撮で逮捕の男(読売新聞)
UFJ銀行のATM(現金自動預け払い機)で盗撮用の小型カメラが見つかった事件で、銃刀法違反の現行犯で逮捕された無職の男(37)が警視庁捜査3課の調べに対し、「小太りの男に自分の行動が監視されていたようだ」などと供述していることが22日、わかった。
無職男が所持していた携帯電話には20件以上のメールの着信履歴があったといい、同課では何者かが無職男を監視しながら指示していた可能性もあるとみて調べている。
これまでの調べで、無職男はインターネットの掲示板サイトで知り合った男に指示され、今月13日朝、東京・文京区内の駅のコインロッカーで、プリペイド式携帯電話や行き先を書いたメモなどが入った紙袋を受け取ったことがわかっている。
携帯電話には10人以上の電話番号がニックネームなどで登録され、発着信記録が残っていたほか、20件以上のメールの着信履歴があった。ネットの男は行き先を指示しながら、「紙袋を持ったままATMの前に立て」「(盗撮用カメラの入った)箱を取り付けろ」などと電話で指示したという。
また、無職男は、JR大崎駅(品川区)近くのコンビニのATMで箱を取り外した際には、「小太りでサングラスをかけた男に監視されていたようだ」と供述しているといい、同課では男を何者かが監視しながら指示していた可能性があるとみて、防犯ビデオなどの分析を急いでいる。
同課では、無職男が品川区東五反田のATMコーナーに盗撮目的で入った行為が建造物侵入に当たるとみて、近く再逮捕することを検討している。
(読売新聞) - 10月22日14時39分更新
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