2005年10月22日(土) 14時01分
<児童情報HP掲載>小学教諭「消し漏れ」と陳謝 宮崎(毎日新聞)
宮崎市内の小学校の児童53人の個人情報が同県三股町内の小学校教諭のホームページに掲載された問題で、同市教委などは22日、教諭が学級編成用に作成した名簿のサンプルを私的なホームページで紹介した際に、データの消去が不十分だったことが原因で、児童の個人情報が誤って掲載されたと発表した。
市教委などによると、個人データが掲載されたのは宮崎市立生目(いきめ)台西小の当時の4年生2クラス分(53人分)。内容は、氏名▽生年月日▽成績▽「リーダーシップがあるか」「足が速いか」など行動の特徴▽病気や家庭環境——など。
同小に勤務していた音楽担当の男性教諭(46)が昨年4月、同県三股町立三股小に異動した際、4年生全員(3クラス分81人)分のデータをフロッピーディスクに無断でコピーし、三股小の同僚の男性教諭(26)に渡した。この際、音楽教諭は1クラス分(28人)のデータを消去したが、残りを消し忘れたという。
男性教諭は、クラス分けをする際に参考にする名簿作りの例として、項目のみを記載して自分のホームページに掲載した。しかし、アクセスした人が、ある技術で操作すると、データが見られるようになっていたという。男性教諭は三股町教委の調査に「取り扱いが不十分だった」と謝罪しているという。【中尾祐児、関谷俊介】
(毎日新聞) - 10月22日14時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051022-00000049-mai-soci