2005年10月22日(土) 11時49分
児童53人の個人情報をHP誤掲載…宮崎の小学校教諭(読売新聞)
宮崎県三股町の小学校男性教諭(46)が、以前勤務していた宮崎市立生目台西小(時任秀昭校長)から児童53人の個人情報を持ち出し、転勤先の同僚教諭(26)に渡し、この同僚教諭が、自分のホームページ(HP)に誤って掲載していたことがわかった。両市町教委は22日、記者会見し、謝罪した。
インターネット上に流れたのは、同小6年生53人分の、4年生時の氏名、住所、生年月日や成績、リーダー性、運動能力、健康状態、家庭環境など。
両教委によると、4年生の時の担当だった男性教諭が昨年、現在の三股小に転任する際、フロッピーに落として持ち出した。同校で学級編成の参考にするのが目的だったが、同校のパソコンでは使えなかったため、使えるようにしてほしいと同僚教諭に渡したという。
同僚教諭は「教師の熟成」というタイトルで私的なHPを開いており、今年3月下旬に学級編成用のサンプルとして載せたという。複雑なコマンドを繰り返さないと個人情報がある画面にたどりつかなかったといい、両教諭とも「データの内容を確認せず、個人情報でなく学級編成のサンプル情報しか入っていないと思っていた」という。
今月15日、宮崎市教委に匿名電話で情報が寄せられ、市教委が調べていた。データは、指摘を受けて、19日朝に削除した。
宮崎県教委は「正式な報告を受けた上で、厳正な処分を検討したい」としている。
(読売新聞) - 10月22日11時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051022-00000003-yom-soci