2005年10月21日(金) 14時41分
アイフル過払い認め和解 弁護士、各地で勝訴的(共同通信)
消費者金融大手「アイフル」(京都市)に法定金利を上回る利息を支払わされ、債務整理に必要な取引履歴の開示も拒否されたとして、広島、島根両県の債務者14人が同社に過払い金返還と慰謝料計約1200万円の支払いを求めた訴訟は21日、同社が和解金約1200万円を支払うことで広島地裁で和解した。
また同日までに、大阪地裁で1件、京都地裁などで少なくとも5件の和解が成立。
「アイフル被害対策全国会議」事務局の辰巳裕規弁護士は「各地で和解が成立しつつあり、現在集計中。いずれも請求金額に近い額で成立しており勝訴的和解だ。過払い金は返ってきて当然だということが明らかになっている」と話している。
広島地裁の原告代理人の弁護士によると、同日までに提出した答弁書で、アイフル側は債務者に利息制限法が定める金利を上回る利息を支払わせたことを認めた。
アイフル広報部は「裁判を長期化するより、早期に和解する方がお互いのメリットになると考え和解した」と説明している。
(共同通信) - 10月21日14時41分更新
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