2005年10月21日(金) 00時00分

ＡＴＭ隠しカメラ　カード挿入も盗撮 逮捕の男『ＵＦＪ以外も』 （東京新聞）

　ＵＦＪ銀行の無人現金自動預払機（ＡＴＭ）で隠しカメラが見つかった事件で、東京都品川区の同行出張所内で銃刀法違反容疑で逮捕された無職の男（３７）が持っていた受信機には録画機能があり、暗証番号などの入力画面に加え、出し入れされるキャッシュカードが写っていたことが二十一日、警視庁捜査三課の調べで分かった。カードに刻印された名前や口座番号が判別できるという。

　調べに、男は「インターネットのサイトで『高額でもうかる仕事』という書き込みを見つけて請け負った」と供述しているという。同課は、男がネットカフェなどで書き込みを見つけ、報酬を得る約束で引き受けたとみて調べている。

　男は今月十三日、文京区内の駅近くで受信機やプリペイド式の携帯電話などが入った紙袋を入手。電話で指示を受けて文京、杉並、品川三区の銀行のＡＴＭコーナーやコンビニエンスストアのＡＴＭなど二、三カ所を回ったという。男は「ＵＦＪ銀行以外のＡＴＭにも行った」と供述していることも判明。指示を受けていた相手の男とは面識がないという。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051021/eve_____sya_____007.shtml