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通報の受理には業界団体出身の五人前後の専門家が当たり、警察に届ける違法情報、プロバイダー(接続業者)に削除要請する有害情報を選別するほか、データベースを構築し、外国のホットラインとも連携する。
ネット上にあふれる違法・有害情報の把握は、警察による監視では対応しきれず、一般利用者の通報が有効。相談が違法サイトの発見につながることも少なくない。だが、受理が大きな負担になっているのが現状だ。
一方で利用者からは「違法情報を警察に通報するのはためらいがある」「有害情報をどこに相談するのか分からない」との声も根強かった。
通報は、気軽に行えるよう、ホットラインのホームページ上に違法・有害サイトのアドレスや「児童ポルノ」「わいせつ」「薬物売買」などの種別を書き込んで行う形式にする。
来年度中の開設を目指し、来年度予算の概算要求に関連経費約三千六百万円を盛り込んだ。違法情報や有害情報の選別基準は今後、インターネット関連企業の代表や識者による「総合セキュリティ対策会議」(委員長・前田雅英首都大学東京教授)が協議する。
■メモ
<サイバー犯罪と相談> 今年上半期に全国の警察が摘発したサイバー犯罪は1612件で、統計を取り始めた2000年以降で最多となり、受理した相談件数も5万479件で最多だった。詐欺・悪質商法の相談が最も多く2万9107件(全体の58%)、次いでインターネット・オークションが8722件(17%)、児童ポルノや殺害予告、自殺予告などの違法・有害情報に関する相談は2704件(5%)だった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051021/eve_____sya_____000.shtml