2005年10月21日(金) 15時48分
次世代DVD ワーナーもBD方式 米映画界の支持固める(産経新聞)
米映画最大手のワーナー・ブラザースは二十一日、次世代DVD規格としてソニーや松下電器産業が提唱する「ブルーレイ・ディスク(BD)」方式の推進団体に加盟し、映画ソフトをBD方式で発売すると発表した。BD陣営はハリウッドの大手スタジオ六社のうちユニバーサル・ピクチャーズを除く五社の支持を取り付け、次世代DVDの主導権争いで東芝などの「HD DVD」陣営に対し優位な立場を固めた。ソニーはBD陣営を代表して「ワーナーによる作品投入は大きなステップで、BD方式の立ち上げを強力に進めたい」と表明した。
ワーナーは昨年十一月、パラマウント、ユニバーサルとともにHD方式支持を表明していた。ワーナーは今回、BD支持を先に打ち出したパラマウントと同様、両方式で映画ソフトを発売する「二股(ふたまた)戦略」を採り、次世代DVDの規格選択を消費者に委ねることになる。
また、HD方式だけを支持する米映画会社はユニバーサル一社となるが、東芝などHD陣営は米マイクロソフト、インテルというIT(情報技術)業界の最有力二社の支持を取り付けたことを背景に、自規格のプレーヤーやパソコンなどを年末から順次発売し、BD陣営に対抗する考えだ。
(産経新聞) - 10月21日15時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051021-00000029-san-bus_all