2005年10月21日(金) 17時20分
住宅リフォーム:相談急増 昨年同期比1.5倍203件−−上半期まとめ /岡山(毎日新聞)
◇県消費生活センター
県消費生活センター(岡山市南方2)は20日、今年度上半期(4〜9月)の相談件数などを発表した。全国的に悪質な事案が多発している住宅リフォームに関しては、昨年同期(132件)比53・8%(71件)多い203件と急増。センターは「おかしいと思ったらすぐに相談してほしい」と呼びかけている。
センターによると、住宅リフォームの相談は「不要な工事をされた」「無理に契約させられた」など。屋根や床下、壁などの工事を次々と契約させられた結果、総額1500万円に上るケースもあったという。
架空請求に関する相談は4527件と、昨年同期の9073件からほぼ半減。インターネット、携帯電話の情報サイト利用料を名目とする請求が大幅に減少したためで、消費者が惑わされなくなったことが背景にあるとみられる。
全体の相談件数は計9545件で、過去最高だった昨年同期(1万3522件)比29・4%(3977件)減少した。年代別では▽30代1616件(16・9%)▽40代1432件(15%)▽20代1424件(14・9%)の順だった。
国民生活センターの調査によると、商品・サービスに不満や被害があっても、行政の窓口に相談する人は約5%。県消費生活センターの場合、相談してきた人の約9割が助言などによって被害を防げたことから、県民に積極的な利用を呼びかけている。
センターは9月、きらめきプラザに移転したのに伴い、土、日曜も開所(午前9時〜午後5時、月曜休み)。電話相談は086・226・0999。【佐藤慶】
10月21日朝刊
(毎日新聞) - 10月21日17時20分更新
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