2005年10月20日(木) 02時56分
<朝日新聞社>関連サイト攻撃され、個人情報引き出される(毎日新聞)
朝日新聞社は19日、同社が東京都内の制作会社に運営、管理を委託している大学進学情報の広告サイト「キャンパス・アサヒコム」が外部からの攻撃で改ざんされたと発表した。同社はサーバーが保管する462人分のほか、改ざん期間中のサイト利用者のパソコンに保管された個人情報が引き出された可能性があるとして、警視庁築地署に通報した。
同社によると、18日午後、東京都内のユーザーから「サイトが改ざんされている」と連絡があった。調べたところ、17日ごろから、トップページを開くと自動的にアドレスの一部に「china」の文字がある別のサイトに接続し、コンピューターウイルスをダウンロードするプログラムが仕込まれていたことが分かった。
同社はサイトを閉鎖したが、サイトを通じて大学案内の資料請求をした462人分の名前、住所、電話番号などの個人情報がサーバー内から引き出された可能性がある。また、17日ごろから18日午後5時半ごろまでにサイトに接続したパソコンがウイルスに感染した恐れもあるという。この間のアクセス件数は約1000件だった。
同社は20日にも、情報流出の可能性がある462人におわびの文書を発送する。同社広報部は「ご迷惑をかけて申し訳ない。原因の究明を図りたい」としている。【木村光則、工藤哲】
(毎日新聞) - 10月20日2時56分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000008-mai-soci