2005年10月20日(木) 00時00分

朝日新聞のサイト改ざん （東京新聞）

　朝日新聞社は十九日、インターネットで大学進学情報を提供する同社関連のホームページ（ＨＰ）「キャンパス・アサヒコム」が何者かに改ざんされ、ＨＰの閲覧者にウイルスを感染させた可能性があるほか、ＨＰを管理するサーバーから最大で四百六十二人分の個人情報が漏えいした疑いがある、と発表した。

　同社によると、改ざんされたのは十七日以降で、ＨＰのトップページを閲覧すると自動的にウイルスをダウンロードする仕組みになっていた。十八日にユーザーの指摘で改ざんが発覚、同社は同日夕にＨＰを閉鎖した。この間、約千件のアクセスがあったという。

　ＨＰは都内の制作会社に運営を委託していた。

　ウイルス感染による具体的な被害は「まだ特定できていない」（同社広報部）が、ＨＰを管理するサーバー内からは、ネットを通じて資料請求をした人など四百六十二人分の電子メールのアドレスなどが引き出された可能性があるという。

　同社は十九日に警視庁築地署に通報した。二十日には四百六十二人におわび文書を出すという。

　朝日新聞社広報部の話　ユーザーの皆さまにご迷惑をおかけしたことは遺憾です。今後は一層、厳格な管理態勢を築きたい。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20051020/mng_____sya_____008.shtml