2005年10月20日(木) 22時04分
無人ATM、受信機持った男逮捕…隠しカメラ関連捜査(読売新聞)
UFJ銀行のATM(現金自動預け払い機)で盗撮用の小型カメラが見つかった事件で、警視庁大崎署が今月13日、東京都品川区のATM近くの路上で、小型カメラ画像の電波の受信機やカッターナイフなどを持った男を銃刀法違反の現行犯で逮捕していたことが20日わかった。
受信機にはATMの操作画面が記録されており、同庁捜査3課では、小型カメラが仕掛けられていた事件との関連を調べている。
逮捕されたのは、住所不定、無職の37歳の男。今月13日午後5時ごろ、「ATMに変な人がいる」と110番通報があり、駆け付けた大崎署員がJR五反田駅近くのUFJ銀行の無人ATMコーナー内で紙袋を持つ不審な男を見つけ、カッターナイフが入っていたため逮捕した。
紙袋には受信機や携帯電話、バッグも入っていた。同署の調べに対し、男は「インターネットでこの仕事を見つけ、指示された場所で紙袋を受け取った。携帯電話で男の指示を受けながら、都内の銀行やコンビニのATMを2、3か所回って小型カメラを設置したり、外したりした」などと供述しているという。
男が持っていた受信機には、ディスプレーや録画機能が付いており、利用客が暗証番号などを押している手元の操作画面が録画されていた。バッグからは、何者かが指示したとみられるメモも見つかった。
(読売新聞) - 10月20日22時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051020-00000014-yom-soci