2005年10月19日(水) 00時00分
保険金詐欺 被害の連絡呼びかけ(朝日新聞・)
摘発業者明らかに 返還目指す4弁護士 融資を申し込んだ人から、不必要な保証金をだまし取る事件の被害金を取り戻そうと、愛媛県新居浜市の菅陽一さんら4人の弁護士が18日、松山市内で記者会見し、摘発された業者名を明らかにした。心当たりのある四国の被害者に連絡するよう呼びかけている。
摘発されたのは、東京都内で「キャッシュプラザ」 「ジャパンアリス」 などと名乗って貸金業を営んでいた当時の経営者の中林耕二被告(35) =詐欺罪で宮崎地裁で公判中=ら。菅弁護士らの調査によると、融資を申し込んだ人に保証金などの名目で現金を送金させ、昨年1月〜8月の間に、全国で少なくとも約200人から計5千万円前後をだまし取った疑いがあるという。四国では愛媛と徳島、香川3県で各2人の被害者を確認しているが、うち5人は名前しか判明しておらず、連絡が取れないという。
中林被告は逮捕時に約1700万円を持っており、現在は被告側の弁護人が保管している。だが現行法では判決後、収益が没収されても被害者には返されず、被害者の申し出を受けた弁護士が被告側と交渉し、慰謝料を加えて返還させることにした。
菅弁護士は「送金を証明する書類などがなくても、相談してほしい」 と話している。問い合わせは菅陽一法律事務所(0897−37−3045) へ。
(10/19)
http://mytown.asahi.com/ehime/news02.asp?kiji=5499
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