2005年10月18日(火) 09時07分
喫煙は病気 禁煙社会目指し医学会(共同通信)
たばこを吸うのは「ニコチン依存症と関連疾患からなる喫煙病」であり、患者(喫煙者)には「積極的禁煙治療を必要とする」−。日本循環器学会など9学会の合同研究班が18日までに「禁煙ガイドライン」を作った。
一般医師向けの初の治療指針で「たばこを吸わない社会習慣の定着」が目標。カウンセリングや患者自身でできる行動療法の具体例に加え、女性には美容にも悪影響であることを知らせるなど患者に応じた治療方針を盛り込んだのが特徴だ。
研究班長の藤原久義・岐阜大教授(循環器内科)は「自分の意思で喫煙をやめられるのは5−10%程度。すべての医師が患者の喫煙を把握し、治療を勧めることが必要だ」と話している。
指針は、禁煙に効く行動療法として「喫煙者に近づかない」「吸いたい衝動が収まるまで秒数を数える」などを挙げた。
(共同通信) - 10月18日9時7分更新
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