2005年10月18日(火) 14時00分
ATMに隠しカメラ、暗証番号読み取りが目的?(読売新聞)
UFJ銀行は18日、複数の店舗外の現金自動預け払い機(ATM)から隠しカメラ入りの小箱が見つかったと発表した。何者かが暗証番号などを読み取るために設置したとみられ、UFJ銀行ではカメラを撤去するとともに、注意を呼びかけている。
隠しカメラが最初に見つかったのは9月上旬。都内の店舗外ATMを巡回中の警備員が、チラシ入れの小箱の下からレンズが出ているのを発見した。カメラはATMの操作画面を映せるように、正面の約1・5メートルの高さに設置されており、UFJ銀行のチラシ入れの小箱を加工してカメラを入れていた。UFJ銀行で調べたところ、首都圏の他の店舗外ATM数か所でも同じ隠しカメラが見つかった。一部のATMでは、あわせて送信機と受信機のようなものも見つかり、無線で盗撮映像を送る仕組みになっていた疑いもある。
UFJ銀行では小箱を撤去して警察に届けるとともに、暗証番号を読み取られた可能性のある顧客に連絡し、番号変更を呼びかけている。今のところ、被害の届け出はないという。
銀行関係者は「暗証番号を読み取ったうえで、ひったくりなどを想定していたかもしれない」と話している。盗撮犯の行動は同行の防犯カメラに記録されており、このテープも警察に提出されている。
(読売新聞) - 10月18日14時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051018-00000104-yom-soci