2005年10月17日(月) 18時56分
労基署の提出義務認める 労災報告文書めぐり初判断(共同通信)
労災事故で死亡した従業員の遺族が、労働基準監督署に事故の調査報告文書を裁判の証拠として提出するよう求めた申し立てで、最高裁第3小法廷は17日までに「会社の安全管理体制や事故の状況、原因などに関する部分は提出義務がある」との初判断を示した。
その上で提出を認めなかった名古屋高裁金沢支部決定を破棄、審理を同高裁に差し戻す決定をした。労災訴訟は事実関係の争いで長期化するケースも多い。報告書の提出義務を認めた判断は、早期解決につながるといえそうだ。決定は14日付。
(共同通信) - 10月17日18時56分更新
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